【公認会計士/税理士による税制講座】#1 源泉所得税について
源泉所得税について
▶︎そもそも源泉所得税とは…?
給料から天引きされている中の税金部分が源泉所得税です。
インドも日本と同様に源泉所得税があります。
それをTDS(Tax Deducted at Souce)と呼びます。
▶︎インドと日本では源泉所得税の対象が異なる
例えば、インドでは銀行口座の利息も源泉所得税の対象となります。
▶︎源泉所得税は会社が従業員に給料を支払う際に控除しなければいけない
日本と大きく異なるのは、日本では現金で支払う時に控除しますが、
インドでは帳簿に記載するタイミングで会社が納税するシステムとなっている点です。
▶︎TDSの支払い日
毎月月末締め→翌月7日支払い
※ただし最終月の3月は翌月末払い
▶︎インドの給与のTDS
年間の個人所得税を12当分、その月額分を支払います。
▶︎会社に届いた請求書に関して
TDSを控除して支払う必要があります。
インドではTDSの控除額が請求書に記載されていないことが多く、
TDSの税率は異なるので専門家に確認して支払うことをお勧めします。
▶︎年末調整
インドは年末調整がなく、全員確定申告が必要となります。
日本の年末調整と同じ仕組みを個人の確定申告において最終的な税額を決定するというシステムになっています。
▶︎会社の義務
四半期ごとの源泉所得税の申告書のファイリングが必要です。
申告をしなければペナルティが発生しますので専門家にご相談することをお勧めします。
▶︎四半期ごとの申告書提出期限
▶︎TDS納税証明書
yukinko
税制講座第2弾もお楽しみに!!