首都デリー感染者数95%減!第二波を制御!
今回インドを襲ったコロナウイルスの第二波は、第一波の4倍ぐらいのとても大きな波で、感染急増に医療体制が追いつかず多くの犠牲者が出てしまいました。
まだ完全に乗り越えたとは言えませんが、今は感染者数も少しずつ減少してきてなんとかピークは越えたかなという状況です。
そんな中、首都デリーは第二波を制御し、すでに第三波がやってきた時のことを見据えて準備を進めています。
インドのすべての州の動きを把握できているわけではありませんが、私はデリーのこの第二波制御は、インドの中でも”一足先” ”一抜け”と言っていいかなと思っています。
先ほどもお伝えした通りインド全体としても感染者は減少傾向でピークを越えたと思いますが、まだこの波を越えたとは言えない州ももちろんあるので、今回はデリーが背中を見せてくれているようで、インドの首都としてすごく頼もしいなと思っています。
この記事ではそんなインドの首都デリーのコロナウイルス感染者数や現状についてお伝えします。
首都デリーのコロナウイルス感染者数
累計 | 前日比 | |
感染者数 | 1,418,418人 | +1,550人 |
現在感染中 | 24,578人 | ▲3,032人 |
治癒 | 1,370,431人 | +4,375人 |
死者 | 23,409人 | +207人 |
デリーの感染者数は4/21の1日約28,000人増加をピークにどんどん減少、なんと1日1,500人というところまで減りました。
デリーのコロナウイルス感染者数累計はインド国内で7番目に多いのですが、上位グループで1日の増加数がこんなに減少しているのはデリーぐらいです。
1位:マハラシュトラ州→60%減 / 2位:カルナータカ州→44%減 / 3位:ケララ州→35%減
7位:デリー→94%減
デリーの陽性率は2.5%です。
インド全体の陽性率は9.5%なので、全体と比較してもかなり低い数値となっていますし、 WHOが陽性率が5%以下になったらセーフゾーンと発表しているので、デリーは現在そこまで状況がよくなっているということになります。
ピーク時の4月末には10万人ぐらいいたアクティブケースも現在は25,000人ぐらいまで減少、ピーク時の4分の1ぐらいになりました。
首都デリーの第二波対策
デリーのコロナ対策は、4/6の夜間外出禁止令から始まりました。
その後、4/16〜週末ロックダウン、これがそのまま延長になって4/19〜全日ロックダウンとなりました。そして1週間、また1週間と延長を繰り返して今に至ります。
私はデリーのこの対策がとても早かったなと思っています。
デリーが夜間外出禁止を発表した4月上旬は確かに感染者数はかなり増えてきていましたが、全体的に危機感が高まっているというような雰囲気でもなく、まだまだ危機感出始めたぐらいの頃だったので、デリーが外出禁止令を出したというニュースを見た時は、感染増への対応が早いなと思ったのを覚えています。
デリーがすでに第二波を制御した要因はスピード感と厳しいロックダウンの成果です。今もまだ感染者が増え続けている州やこれほど感染者が減少していない州は、対応の遅れや規制の緩さが原因の1つではないかなと思います。
首都デリーのこれから
首都デリーのロックダウンは今のところ5月31日の午前5時までということになっていて、このまま感染者の減少が続けばロックダウン解除という方向になりそうです。
ただ、一気に全解除とはせずに少しずつ段階を追って進めていくということが発表されています。感染者が激減し、第二波を制御したと言いつつも慎重に対応してくれているところも素晴らしいと思います。
デリーはすでに第三波の準備を進めているということですが、今不足しているワクチンの入手にも積極的に動いていたり、今回大きな問題となった酸素不足への対応として、すでに酸素ボンベを輸入していたり、その他の準備も進めているそうです。

一気にやってきた第一波の4倍もの大きさの第二波を見事に乗り越えたデリーの政策は本当に素晴らしかったと思います。まだまだ決して楽観視できる状況ではありませんが、デリーはインドの首都として本当に頼もしいなと思います。