インド人の雇用状況について

Q：インド人の雇用状況は？

インド人の求人数は非常に増加傾向です。日系企業のインド進出数が増加しているので、それに伴ってインド人の採用も多くなっています。

Q：インド人の採用難易度は？

どの企業も専門性のある人を採用したいと思います。インド人側も2～3社からオファーをもらってそこから自分で企業を選ぶので、非常に売り手市場となっています。

Q：日系企業はインド人に人気？

インドは日系企業以外にもアメリカ系、韓国系、ヨーロッパ系など、各国がインドを狙ってきているという状況です。その中で、どうしても日系企業で働きたいという方はかなり限られているのが現状です。

Q：インド人採用は争奪戦？

インドの日系企業は自動車関連がすごく多いので、そこに特化したインド人を採用するのは非常に難しい状況です。

Q：インド人を採用する際のスケジュール感は？

採用されたい人材のポジションにもよります。ジュニアクラスの方は比較的人数もいるのでそこまで時間はかからないですが、マネジメントクラス、シニアクラスの方はNotice Periodと呼ばれる、退職を告げてから実際に退職するまでの期間が2ヶ月、3ヶ月と長くなるので、それを考慮して3～4ヶ月前ぐらいから採用活動を開始したいところです。

Q：売り手市場の中でどのように採用をしたらいい？

自社のアピールはしてもらいたいです。面接に来る＝その会社を希望しているということではありますが、面接の中で例えば「入社後にこういうことが勉強できます」、「あなたのキャリアプランこういうことを期待しています」、「会社として5年後10年後こういう風な将来性があります」など、自社のアピールをすると魅力に感じてもらえると思います。

面接に来られる方はいくつかの企業から話を聞いて選びます。面接と言っても企業は選ぶ側でもあるし選ばれる側でもあるので、自社のアピールは重要です。

Q：インド人を採用する際の注意点

インドの転職ピークは35歳までと言われています。求人としても35歳までの求人が非常に多いです。日本も少し前までは35歳が転職限界説と言われていましたが、インドはちょうど今が転職限界説が35歳と言われています。

ですので、35歳までに何回転職するかをインド人はすごく気にしているます。と言うのも、インドでは1回転職をすると年収が30〜35％ぐらい上がるからです。

同じ会社にずっと勤めていると1年に8〜10％、多いところで15％ぐらいしか年収は上がりませんが、転職すると倍以上上がっていくので、インド人は35歳になるまでに何回転職したかで生涯年収が決まります。

インド人のレジュメを見るとおそらく転職回数が多いとびっくりされると思いますが、今の市場がそういう市場なので、転職回数が多い＝ダメな人ではありません。優秀だからこそ転職ができているというマインドで書類選考していただければと思います。

Q：転職活動が盛んになる時期は？

インドは1年に2回転職活動のピークがあります。

1回目は1〜3月(4月)ぐらいまでの昇給のタイミングです。昇級面談があるタイミングで登録者がすごく増えます。例えば働いている会社からあなたの昇級は8％ですと言われた時に、別の企業からのオファーを見せて給料交渉を行うためです。

2回目はDiwali(インドのお正月)のタイミング(10月下旬〜11月上旬ぐらい)です。帰省した時に親から地元に帰ってきてほしいと言われることも多いので、日本でも年末年始は転職エージェントの登録者数が増える時期ではありますが、インドでもディワリと昇級のタイミングで求人数が増えます。

Q：インド進出を考え始めたばかりでも問い合わせOK？

求人がなくても会社を建てる時に必ず人は必要になるので、同業界がどのような採用をしているのか、お給料がどれくらいなのかというサラリー調査もご協力していますのでお気軽に問い合わせください。