税法改正 / 源泉所得税に関する新システムについて
個人所得税の確定申告期限
コロナウイルスの影響で昨年に引き続き確定申告書等の申告期限が延長になっています。
個人所得税の申告期限:2021年12月31日
すでに個人の確定申告書のファイリングをする税務署のWebサイトが重くなっているのでファイリングされる方はお早めに!
Annual Information Statement (AIS)
税務当局が新しくWebサイトを構築しました。
従来は源泉所得税に関する情報を税務当局がWebサイトで公表していましたが、今後は源泉所得税だけではなく色々な情報を集めたもの「Taxpayer Information Summary (TIS) 」で管理されていくことになります。
TISでは、名前、住所、携帯番号、Eメールアドレス、PAN、Aadhaar で個人情報が特定され、以下の情報がすべて記載されます。
▶︎Salary…給料
▶︎Interest from savings bank…普通預金等の銀行利息
→従来は銀行利息は自分で調べて申告していましたが、PAN(Permanent Account Number)にすべて紐付いているので自動的に税務署に集まることになります
▶︎Miscellaneous payment…クレジットカードの支払い
→クレジットカードもPANとの紐付けが強制されているのでクレジットカードの利用金額もこちらに表示されます
▶︎Cash withdrawals…ATMの引き出し金額もこちらに表示されます
確定申告の際にこちらの情報と違う申告金額を出さないように注意が必要です。
TISに記載されている金額と確定申告書は必ず一致しなければいけません。
こちらの新システムは11月1日の発表ではロールアウトとなっており、今のシステムからいつ置き変わるかの記載はありませんが、2021年3月、この12月31日までにファイリングする確定申告からは注意が必要かと思います。
【Annual Information Statement (AIS)】
https://drive.google.com/file/d/1AnuBJFDqplt2MCT-F8Dwbh6gO0WzsUv1/view?usp=sharing