首都デリー感染者数驚異の99.8%減!
コロナウイルス感染者数の減少にともなって5月31日から段階的に毎週少しずつロックダウンの解除が行われてきた首都デリー。今週はその第7段階としてまた新たな規制緩和を発表。首都デリーのコロナウイルス感染者数最新情報と現在の状況についてまとめました。
デリーのコロナウイルス感染者数
累計 | 前日比 | |
感染者数 | 1,435,083人 | +53人 |
現在感染中 | 743人 | ▲49人 |
治癒 | 1,409,325人 | +99人 |
死者 | 25,015人 | +3人 |
▶︎1日あたりの感染者数:ピーク時 約28,000人→現在53人(99.8%減)
7月に入ってから1日あたりの感染者数はずっと100人以下をキープしています。
先日の1日53人という感染者数は、昨年4月15日以来最少となっています。昨年4月15日はコロナウイルスの感染者が少しずつ増加してきた時期なので、首都デリーの感染者数はそのぐらいの時まで減少したということになります。
▶︎現在感染中:ピーク時 約10万人→現在 約743人
アクティブケースが1000人以下というのは、昨年感染者が増え始めて1000人を超えて以降1番少ない数となっています。
▶︎死者:ピーク時 約450人→現在 3人
2週間以上1日あたりの死者数は10人以下、ここ1週間は5人以下で安定しています。
陽性率は5%以下がセーフゾーンと言われています。現在インド国内全体の陽性率も2%台まで低下していますが、首都デリーの陽性率は0.07%ととても低くなっています。
今回発表された規制緩和
デリーは感染者数の急増によって4月中旬から5月末まで約1ヶ月半ロックダウンをしていましたが、感染者数の減少にともなって5月31日から段階的に毎週少しずつロックダウンの解除が行われてきました。
そして今週がその第7段階ということで、新たに発表された規制緩和は以下の通りです。
学校、大学などの教育機関は50%の人員で出社や会議が許可
※教師や教授のみ(生徒の登校は不可)
デリーより少しロックダウン解除のペースが早いハリヤナ州が今週末から学年別ではありますがやっと学校の再開を開始すると発表しましたが、学校の再開に関しては特に慎重に判断されているのかなと思います。
▶︎デリーで引き続き禁止されていること
・学校・教育機関(生徒の登校)
・スパ、映画館、宗教的集会、社会的集会などの集会系
まだ営業時間や収容人数などに制限はありますが、ほぼほぼ規制がなくなっているという状況です。
首都デリーで段階的なロックダウンの解除が始まって約1ヶ月半ぐらい経過しました。
ショッピングモールやマーケット、レストランやバーなどの営業再開に伴って、多くの人が外出をしてソーシャルディスタスが守られていない、マスク着用が100%徹底されていないなど危機感のない行動が問題視されていました。実際にいくつかのマーケットがガイドラインの規定違反で営業停止になったりもしていて少し心配をしていましたが、現時点ではロックダウンの解除による感染者数の増加は見られていません。
デリー政府は引き続きコロナの第3波が発生する可能性は十分にあると警告していて、なんとか市民の危機感を保とうとをしています。
やっと色々な規制が解除されてこれだけ感染者数が減っていたらどうしても気が緩んでしまうと思いますが、未来は今後の1人1人の行動にかかっていると思うので、それぞれが危機感を持った行動をとってくれることを祈りたいと思います!