インド日本商工会(JCCII)インタビュー
今回はインド日本商工会の能塚さんに色々とお話しを伺いました!
Q:インド日本商工会はどのような組織か?
1958年に約20社が参加して初会合が在インド日本国大使館にて開催されました。
デリーNCR以外も含めた全インドに進出されている日系企業から成り立つ組織であり、会員数は約500社となっています。
Q:JCCIIの会員からはどのようなことが求められているか?
JCCIIは設立趣旨である、
1.会員相互の情報交換および親睦
2.日印間の商工業の発展および親善交流の促進
3.会員共通の利益となる諸活動の実施
が求められています。
具体的には、大使館公邸をお借りして開催している月例全体会議の三木会、業界別の部会・分科会、業界横断の委員会活動、2009年から続いているインド政府へのビジネス環境改善提案活動、毎週発行されるJCCIIニュースレターなどの活動を通じて実現を目指しています。
Q:具体的に会員が困っている事象に対してどのような活動を行っているか?
インドでは各種法律は定められておりますが、行政執行面において日本と比較すると不明瞭な点もあるとの声が多いです。
そこでJCCIIとしては可能な限り正確な情報を迅速に在インド日本大使館、日本人会と情報を共有しながらJCCIIの会員に提供できるように精進しております。
また日本では想定出来ない事象が発生することも日本と比較するとありますので、問題が発生した際にはこれも在インド日本大使館等と共に会員が困っている事象の解決にあたるようにしています。
Q:他国の商工会と比較して、インド日本商工会の特徴は何か?
他国と比較して、行政面における課題が多い事から大使館から多大なるご支援をいただいています。
ビジネス環境改善提案活動はもちろんの事、駐在員GSTなど皆に共通する課題や個別企業の困りごとにも積極的に相談にのって頂いています。
また、JETROをはじめとする政府系機関との連携が良いのも特徴です。
Q:能塚さんはなぜインド日本商工会に入ったのか?
インドは人口世界一で、著しい経済成長、それにともなう将来のマーケットの大きさからこれから日系企業の進出が増えてくる事が考えられ、これから進出を検討しているような日系企業をサポートできたら良いなと思ったからです。
インドは良くないイメージが先行してしまって進出はハードルが高いと思われがちなのかなと思いますが、今回色々とお話しを伺った通り、日本商工会さんなどのサポートもありますので、ぜひ1度実際のインドをご覧いただきたいです!多くの企業さんがインドへ来てくださることをお待ちしております!