日本人現地採用の雇用状況について
Q:日本人の雇用状況は?
インド人の採用と同様に非常に増加傾向です。
日系企業の多くは少しずつローカライズを進めていきたいとのことで、駐在員の数を減らして現地採用で日本人を採用する企業が増えてきたからです。
Q:現地採用をする際のスケジュール感は?
他の国と比較するとインドは就労ビザが取得しやすい国です。
だいたい2週間から1ヶ月ぐらいで取得することができますので、今お仕事をされている方を採用する場合は採用面接から3~4ヶ月後に入社をするイメージとなります。
Q:現地採用の方の福利厚生は?
就労ビザを取得する際、給与の最低基準が162万5千ルピーという規定あります。
プラスαの福利厚生は、ベーシックなものはインドに来る際の航空券代、就労ビザ、FRRO(外国人登録)のサポート、この2点は基本的にはどの企業も出しています。
年1回の日本一時帰国を付ける企業は7割ぐらいです。稀ではありますが、中には年に3回、年に1回日本帰国+年に1回タイ渡航の航空券支給、送付制度(日本からの物資支給)などを付ける会社さんもあります。
営業職の方には専用車(ドライバー)を支給されるのが一般的です。
Q:現地採用の応募者数はどのぐらい?
応募者の数も少しずつ増えてきています。
JACリクルートメントは世界11カ国に拠点がありますが、コロナが明けてから全体的に増加傾向にあります。
他国と比較するとインドはそこまで人気の国ではまだありませんが、インドは世界一の人口数、若い、英語で仕事ができるという観点で注目されているので、少しずつ増えてはきています。
Q:採用数に対して応募者数が少ない?
応募者はまだ少ないので、インド就業したい方はチャンスです。
逆に採用する側の企業さんは各社苦労をされています。
Q:インドで働きたい人はどうしたらいい?
自力で来られる方もいらっしゃいますが、ビザや給料などで揉めるケースも多いため、転職エージェントに登録するのが安心かと思います。
Q:転職先を決める際のポイント、注意点は?
海外就業をしたい人はたくさんいますが、海外就職や就職先に渡航することを目的としてしまうと、空港に到着した瞬間に目的を達成してしまうので、しっかりと海外就職の先の目標を設定してから来ることが重要だと思います。
インドは特に思い通りにいかないことの方が多い国なので、気持ち的に辛くなったり体力的に疲れてしまう人が多いです。だからこそ、インドに来た後のことをしっかり考えてキャリアを築いていくことが大切だと思います。
Q:インド就職はどういう人が合うか?
何事もポジティブに、笑いに変えていける人が合っていると思います。
インドは毎日よくわからないことばかり起こる国なので、ポジティブさがすごく大事です。
日本人の場合は営業職でも営業だけじゃなくそれ以外の業務もやることが多いので、それを"裁量権がある"という風に前向きの捉えられる人、自走心のある人が向いているのではないでしょうか。
今回インタビューをさせていただいた会社
JAC Recruitment India
TEL:+91 (0)124 417 4330
email:india@jac-recruitment.in
HP:https://www.jac-recruitment.in/